2023年バシー海峡戦没者慰霊祭斎行のご報告
2023年バシー海峡戦没者慰霊祭斎行のご報告
【第9回2023年バシー海峡戦没者慰霊祭のご報告】
去る11月19日（日）第9回バシー海峡戦没者慰霊祭が滞りな斎行さくれました。
当日の潮音寺には総勢82名の方がご参列されました。
例年に比べ当日の気温も穏やかで過ごしやすく、墾丁特有の風も穏やかでした。
前日までに潮音寺管理委員会の方で改装並びに外壁塗装工事を行ってくださっており、純白と紺碧色の装い新たな潮音寺で慰霊祭を執り行うことができました。
今年はコロナ禍も収束し、4年ぶりに佐賀県小城市にある禅林寺より吉田住職を再びお迎えして読経を頂戴することができました。
ご遺族代表として、濠北海軍航空隊 一機曹(乗船艦 空母大鷹）故 大嶌辰美 様 遺児 大嶌 秀昭 様に弔辞を頂戴いたしました。
大嶌様は吉田住職と同じ佐賀県ご出身で吉田住職夫人よりバシー海峡戦没者慰霊祭のことを知り、今回参列してくださいました。
空母大鷹はひ71船団に属しており、潮音寺を設立された故中島秀治氏が乗艦していた玉津丸もこのヒ71船団でした。
弔事を朗読くださった皆さん一人ひとりが心温まるお言葉をくださいましたお陰で大変心温まる式典となり、感動のうちに式典を終えることができました。
その後、猫鼻頭の海辺にて献花を行いました。また、参列者やご依頼のあったご遺族からの戦没者の名前をご塔婆に記載し、吉田住職に読み上げて頂き海に流しました。
昼食をはさんで台湾最南端の地・鵝鑾鼻（ガランビ）まで行き、皆で最南端からバシーの海を眺め、一路高雄へ戻りました。
公益財団法人 日本台湾交流協会 高雄事務所 所長（領事館 領事に相当） 奧 正史 様には鵝鑾鼻（ガランビ）までご同道いただきました。日本田允和交流協会高雄事務所の歴代所長には毎年欠かさずご参列くださっておりますが、バスに乗車の参加者を見送ってくださるまで全工程ご参加下さいましたのは初めてのことでした。
来年は慰霊祭10周年の記念すべき年となり、2024年11月17日（日）斎行予定です。来年もライブ配信を行う予定にしておりますが、皆さんお誘いあわせの上潮音寺にてお会いできれば幸いです。
